背徳バアルVについて
・目次
1.まえがき
2.構築について
3.マリガン等
4.あとがき
1.まえがき
アディ前環境のデッキどれも特定のカードの依存度がすごくて本当にデッキ選択に苦しみましたが、アディショナルで追加されたバアルとの出会いからヴァンパイアを触り始めることになりました。
最近では珍しい、序盤からガンガン顔を詰めていくデッキですので、アグロデッキ大好きな私にとっては、かなり好きな部類のデッキとなりました。
特に、このデッキを使って大会等に出る機会も今期はもう少なさそうで、勿体ない気がしましたので、この度筆を取ることにしました。
全部無料で読めますので、是非、最後まで通していただきたいと思います。
2.構築について
私が最終的に行き着いたリストです。様々な方がTwitter等にリストを載せておられたので、自由枠をメインにお話しさせていただきたいと思います。
まず、確定枠がこちらです。
この32枚を確定枠だと思います。
一裂きは2枚と3枚の方がどちらもいらっしゃいました。(個人的には3枚派です。)
ここの枠については、削る人はいないと思いますので、詳しい説明は割愛します。
次に、自由枠について
リストが定まってないせいか、自由枠がかなり多いです。
残り8枠に対して、なんと11種もありました。
下記に個人的な個々のカードに対する評価を説明していきます。
・銀矢の狩人
1/1/2というデッキコンセプトにあった1tから出せる生き物でラスワで面強化も行えるので一見確定枠では?と思う方もいらっしゃると思います。
ただ、「背徳バアルV」というデッキは横並べをしてアグロしていくのはせいぜい長くても、5t〜6tまでで、メインは「バーン」です。
W対面では、かなり強く出れますが、ミラーでイオのドレインに利用されたり、中盤以降バアルの玉にしかならないカードで、1tから動かなければ行けないというデッキでもないため、個人的には1コストのカードというだけなら採用はしないべきと考えます。
同じ1コストでも「ルシウス」は処理カードとしていつでも使えるため、ルシウスは確定枠です。
・レラジュ
数多くの方が3枚採用されていた個人的に最もないなと思っていたカードです。
「序盤から生き物を並べながらハンドを失わない点が1番の利点」ですが、「2/1/2のカードを2tにプレーするのが1番のマイナスポイント」です。
顔には入る「1点」がかなり需要なタイプのデッキであり、2/2/2の生き物が環境的にかなり強いです。
そのためこのデッキに求められるのは、「きちんと2コスを動いて、尚且つ2/2の生き物を出して、中盤以降に備える」だと個人的には感じています。
1tと2tで1/2を出すより2tで2/2を出すのが大事という
感じです。
そのため、マリガンでこのカードをそもそもキープしたくなく、後手では、かなり置きにくいカードでもあります。尚且つ、蝙蝠や、密約をハンドから消費する方が優先度が高く、レラジュを優先してプレーする機会が少なく、このカードを「3枚」採用するのは非常に疑問を感じました。
それならば、背徳後に強く、しっかりとバアル、背徳を探しにいけるorハンドを整えられる「血の取引」や「ベヒーモス」方が優先度が高いと判断したため、このカードを不採用としています。
・犇めく悪鬼
2tでおける頭3のカードですが、序盤からライフを失い、2点バーンが復讐に入らなければ起動しないので、かなり効果が限定的です。
2コスの他のカード「イオ、蝙蝠、槍、密約」に比べかなり使いにくく、比較的使いやすい、「血の取引」や「ベヒーモス」に枠を使いたいため、このカードも不採用です。
・血の取引
2コス2ドローできるお手軽カードで、暇な時にうてて、尚且つ、背徳後では2点のおまけ付きです。
「バアル」の効果を最大限発揮するためにハンドを整えることもでき、このデッキのドロソはかなり役割が多いです。
同じドロソである「ベヒーモス」と枠を争うカードでアミュレットの分個人的には「ベヒーモス」の方が優先度が高いと感じますが、ワルツや、ルシウスの効果を調整しやすい分1枚以上は採用したいカードです。
私は、「ベヒーモス」を重く見て3枚採用しているため、1枚の採用としています。
・ベアーベルセルク
おそらく、一番採用されていなかったカードです。
(個人的にはなんでだろうと顔をしてました。)
3tでテンポを失わずプレーできるカードであり、打点を入れながら回復もできる優れもので、渇望ギミックのため、侵食等の後に使いやすくこのデッキと相性が良いです。
バアルから引いても使えるため、中盤以降も役割を持ちやすく、万能です。
混ぜれるカードの中ではかなり優秀なため、3枚を推奨しています。
・イリヤ
3点3回復のUBをもつ優秀なカードで私も最初は3投していたのですが、背徳の関係上、先ドローより後ドローを選ぶ場面が多く、バアルにハンドを混ぜていくデッキなのでUBが貯まりにくいです。
そのため、イリヤの強さが他のヴァンパイアのデッキに比べかなり弱めです。
3コスの運用だけなら他のカードの方が遥かに強いため、不採用としました。
・悪魔
混ぜられるカードの中ではかなり強い部類のカードです。
ハンドを失わない3/3/3で尚且つそれに復讐なら2点のおまけ付きです。
最後まで採用を悩んだカードですが同じ3/3/3である「ベアーベルセルク」との比較で不採用にしました。
・ゼルガネイア
何にでもとりあえず入れとけカードなのですが、このデッキとは合わない気がしています。
5点ヒール5/5で2枚ドローしながら面処理をする効果は優秀なのですが、コストが5と重く、なにかとくっつけて使うのが難しいです。
また、混ぜられないカードであるのが一番のマイナスであるため、重い混ぜられないカードは採用したくないとの判断から不採用としています。
・ナイトレイド
自然カードを1コスで釣れるカードです。
序盤に引くことが出来れば優秀なのですが、ワンダーコックのサーチ先が更にブレてしまう点、混ぜられない点がかなりのマイナスポイントで、不採用としました。
2コスドロソの中では一番強いです。
2コスで動きたい場面が多く、背徳の2点も起動させることが出来る点がかなりの高評価です。
打点のラグがある分瞬間的に取引よりライフアドを得ることができ、リーサルに絡みやすいため、積極的に採用したいカードです。
3枚推奨。
3.マリガン等
・マリガンについて
このデッキのマリガンはすごくわかりやすいです。
☆全対面共通単キープ
・2/2/2の生き物1枚
(優先度 蝙蝠>密約>その他)
※専門店対面はイオを返します。
(魔鏡で盗まれた時にしんどいので)
・ワンダーコック
・背徳
W対面以外の後手
イオ
☆セットキープ
・先行orW対面
ルシウス+2コス
※専門店対面はイオを返します。
・2コス+背徳+バアル
※専門店対面はイオを返します。
※バアルは基本的にキープしません!
(イメージは、「専門店と同じで専門店で店キープする?という感覚」です。)
・各対面で気をつける点
基本的には顔をしばくことだけ考えればいいデッキですが、ネメシス対面、ロイヤル対面、ミラーは若干難しくなりますので、この3対面をピックアップして解説していきます。
・ネメシス対面
基本的には不利対面となります。
エッジのドレインがかなりキツく、4枚以上投げられると負けます。
逆を言えば3枚までなら全然勝てる対面となります。
この対面での最大に気をつけなければならないのは
「中盤以降生き物を極力置かない」ということです。
面にフォロワーがいなければライフをヒールする手段がゼルガネイアのみとなるので、背徳起動後は、ドロソ優先で極力ハンドの生き物を切らずに、ライフをリソースとし、バアルオール6点6点バーンを目指します。
ライフと面がしんどくなった際は、イオやベルセルク下あたりでライフゲインと面処理を行い、自分の面に生き物を残さないようにしましょう。
それ際気をつければ、微不利〜5分には近づけていけるでしょう。
割り切りがかなり求められるので、○う○う○う氏がおっしゃる通り、負け筋見るより勝ち筋を見ましょう!!
(無断使用です。ごめんなさい🙇♂️)
・ロイヤル対面
ネメシス以上に不利というより、運ゲーになります。
アルヤスカ、ペインレスそれに加えてヒールも多いので、進化権が他の対面に比べ大事なマッチアップです。
フォロワーを置き、アルヤスカを6/6で残さずリターン進化権を使い下あたりや、ルシウス等でしっかり処理をしていきましょう。
進化権が重要なのでワルツは進化権回復で使うということを念頭におく必要があります。
アルヤスカ入りで盤面がしんどくなってきたらバアル6点にかけるしかなくなるため、そこは50%をいかに取るかのゲームになります。
ここばっかりは運なので、割り切りしかないです。
やってる体感顔にもう1点でも入ってればみたいな負け方が多いですが、それは仕方ないです。
試行数を増やせば、5分には近づく対面ですので、根気強く数こなしましょう。
・ミラー
「イオ」のケアを怠った方が負けます。
背徳がかかっていることが前提ですが、「イオ」で回復できるか、出来ないかで大きく展開が変わります。
そのため、2以下で自分の生き物のケツを保つことを心がけましょう。
4.あとがき
今回は簡単に、皆さんに背徳バアルVについて知ってもらいたくここまで筆を進ませましたが、楽しんでもらえたでしょうか?
実はまだ、語っていないこのデッキの最大に難しい点である「バアルの使い方」と「2手3手先を読む」という点は今回は割愛させて貰いました。
この点は、自分でもまだアレンジが必要と感じており、結論がついた時に、気が向いたら、また記事にしよかなと思います。
最後になりますが、皆様、ここまで読んで下さって本当にありがとうございました。
それでは、また、機会があればお会いしましょう。
さよなら。